ウィーンフィル奏者たちの「右手」の写真を集めてみました。コレクションというほどの数ではないのですが(苦笑)、貴重なカットであることにかわりはないので、ぜひともご参考としていただきたく。 |
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Roland Berger | ||
1990年代前半(?) |
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Wolfgang Tomböck | Lars Michael Stransky | |
1980年代中頃 |
2000年8月 |
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Günter Högner | Friedrich Pfeiffer | |
1980年代中頃 |
1990年代前半 |
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Wolfgang Lintner (Bünenorchester) | ||
2003年11月 |
もちろんこっちは冗談でっせ(笑) |
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Sebastian Mayr | Raphael Stöffelmayr (Volksoper) | |
2004年12月 |
2004年12月 |
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右手のコツと心得 文:中根慎介 ウィンナホルンは決してこもった音ではありません。これはウィーンに行って聴いて頂ければおわかり頂けると思います。 ラルスさんに草津で最初に注意されたのが、日本人は音がこもっているということでした。 でも具体的に右手の位置をWPhのメンバーに聞くと、ちゃんと教えてくれない。 それで良いと言う。要は口で教わるものではなく、盗めということだと思います。 その「盗んだ」コツをまとめますと... ★以下はあくまでも一例であって、絶対的なものではありません。ウィーンの奏者たちも、必ずしもみんながこのようなスタイル(=右手)で演奏してしているわけではありません>実際、上記写真でも、トムベックやLMSとヘグナーでは、手の形が異なりますね。この点、お含み置きの上でお読み(&実践して)ください。 <右手のコツ> −その1− 親指の側面(写真参照)をベルに付ける。 −その2− 人差し指・中指を中まで入れない。 人差し指から小指までの4本を適度に曲げる。 −その3− タナゴコロに一旦音をぶつける。 −その4− 親指と人差し指の間隔をあける。(くっつけない) 右手手首を70度近くに折る。(まっすぐを0度として) ★どうしても音色が明るすぎて落ち着かないという限られた人には、親指の爪のある関節をベルに接触させる、という中途半端な手法もあると思います。 じつはこれ、わたしの事例なのですが、いきなり親指の腹をつけると、なんかパンツ履いてへんみたいな感じがして違和感があったので、このような段階を踏んでいったのです。 それと邪道かもしれませんが、これまた私の事例で恐縮ですが、楽器をケースから取り出して最初にウォームアップするときは、親指の腹(側面)ではなく爪あたりを付けています。 静かに吹き始めたいという気持ちがそうさせているのかもしれません。 もちろん最初の1分だけです。べーというアタックを聞きたくないからかもしれません。 −その5− 音程調節は、人差し指を支点として親指の付け根をあける/しめる。 実践してみて下さい。 家でひそひそと吹く場合、えらくオープンに感じるでしょうが、ノイズがあってもそれでよいのです。 それと、高い音が出にくいと行って右手をつめる人がいますが、これは邪道です。 たとえそんなことまでして音が出たとしても、聴いている人は不愉快なだけなんです。 トムベックさんの右手を観察すると、親指の位置がものすごく頻繁に変っています。 でも人差し指と親指の間隔は必ず開いています。やはり人差し指が支点となっています。 ウインナホルンの暖かいけど明るい音色の秘密の一つは、この右手にあります。 もちろんそれだけではないんですけど。 |