2005年5月29日(日)


場所:グリーンホール相模大野練習室
時間:10:00〜16:00
参加者:秋元、市川、大湾、北脇、佐々木、佐藤、田中

●練習曲:
Volksweisen aus Österreich (Karl Jeitrer)
 ・Im Peterwald
 ・Der verlibte Bua
 ・Pittnertal Lied
 ・In der Scottergruabn
Act 3 Prelude from Die Meistersinger von Nurnberg (Richard Wagner)
Tanhäuser (Wagner/P.Damm)

●感想:
1ヶ月以上遅れての例会報告作成となってしまいましたこと、まずはお詫びいたします。この後すでに2回の例会が実施されておりますが、そのレポート文は、この5月29日分が掲載されない限り書かない、と担当者が申しておりますので、このまま放置することはできません(苦笑)。ようやく書きましたので、以降のご担当者各位、どうぞよろしくお願いします。

さて、この日の例会は初めてグリーンホール相模大野にて行われました。筆者にとっては「ご近所」。TWVの例会に初めて自転車で出向いた次第でした。やっぱ近くでの練習は楽ですわ(笑)
が、当初から欠席の予定であった山形在住A氏および奥田安智氏の2人に加え、最若手T氏も急遽仕事で欠席ということになってしまい、パート割的には非常に苦しい練習ともなってしまいました。それでも、岡山からK氏が駆け付けてくれたこともあり、なんとか上記の6曲を練習することができました。K氏、本当にありがとうございました。せっかくですから、この際9月の演奏会も出場しちゃいましょう!

はじめに練習したのは民謡集。結果的にはこれに相当時間を割いたのですが、なんだかやればやるほど深みに嵌っていくという感じがします...。昨年末でしたか、最初にこの曲集の音出しをした時には、結構スムーズに進行しましたし、それなりに「雰囲気」も出ていたように思えたのですよね。ところが、いざ練習を重ねていくと、どうにもサマにならない。
やっぱり「音楽」が身に付いていないのでしょうかね。こういう曲は、考えてどうこうするものではないでしょうし、アンサンブル面での段取りを細かく決めて演奏するってものでもないでしょう。楽譜を出してみんなでさっと合わせるとそれらしい音楽になる。こういう感じが最も相応しい形のはず。でも、そのためには、演奏する各人に、共通する「音楽」が入っていなければならないのですよね。それがあってはじめて「さっと合わせてサマになる」が可能になる。
TWVとしても、それぞれの所属するオケでも、共に演奏する機会を重ねてきている私たちですけども、まだまだ「共通の音楽」を持てるところには至っていないようです。でも、なんとかしてそういうものを共有できるようになりたい!
今回の民謡集は、そういう部分を涵養する良い「教材」になっているとも思いますので、残りの時間、前向きに取り組んでいきましょう。細かな段取り打合せをすることなく「音楽」を作り出せる。楽しいアンサンブルをすることができる。目指すはこれです。

後半にはワーグナー2曲を練習しましたが、このワーグナーでは、とにかく「息」の不足が目立ちます。
「マイスタージンガー」にしたって「タンホイザー」にしたって「トリスタンとイゾルデ」にしたって、とにかく息の長いフレーズが音楽のキモ。なのに、さっさと息が切れてしまうところが多いから、どうしても音楽がつながらないし、形にもならない。
これもまた段取りを決めたからといってどうこうなる話ではないので、とにかく基本練習をしっかりと行って、息の長いフレーズをきちんと作っていけるようにしていきましょう。
せっかくワーグナーをやるのに、息も絶え絶えの演奏をしてしまってはお客さんに申し訳ないし、大体において恥ずかしいですものね。

(フォルカー)