2005年4月30日(土)&5月1日(日)


場所:上野地下練習場(4/30)、 緑ヶ丘コミュニティ会館別館(5/1)
時間:12:00〜17:00(4/30)、9:00〜17:00(5/1)
参加者:阿曽、秋元、市川、大湾、北脇、佐々木、佐藤、田中、筑城、松井

●練習曲:
(4/30)
Festival Fanfare (N.Perrini)
Act 3 Prelude from Die Meistersinger von Nurnberg (Richard Wagner)
Tristan Fantasiy (Herman Jenrissen)
Tanhäuser (Wagner/P.Damm)
Festfanfare (H. Wottawa)
(5/1)
Volksweisen aus Österreich (Karl Jeitrer)
 ・Im Peterwald
 ・Der verlibte Bua
 ・Pittnertal Lied
 ・In der Scottergruabn
Capriccioso (A.Gatscha)
Spanisches Ständchen (A.Wunderer)
Grosse St.Hubertus - Messe (Karl Stiegler)

●感想:
毎年恒例となっている、GW強化練習が今年も行われました。
昨年は、6月のWien公演を控えて気合いが入っていましたが、今年も、9月の演奏会に向けてそろそろ曲目が固まり、今後のまとまりが期待されるところです。

4/30は、ペリーニのファンファーレ、オペラからの編曲ものを中心に演奏会2部向けの曲を固めていきました。
こういう曲をやるときには、オペラを知っていると、楽譜の裏にある音楽が見えて来るのですが、まだまだそういう感じにはなっていません。
今後の勉強が必要ですね>TWVのみなさん。

今年のメインであるタンホイザーのお手本CD(ショルティ指揮、ウイーンフィル)を聞いていると、彼らの(音楽上の)キャパシティの大きさに改めて目を見張ります。
翻って、われわれの音楽は、どうも一本調子になりがちです。
特に、オペラの場面のように曲想がどんどん変化していくところで、もっと多彩な表現が求められています。
(N氏がいないと?)つい、易きに流れてしまいがちですが、このあたりは、個人の資質向上が不可欠なところですね。

とは言え、ヴィーナーホルンの響きはみなさんの体に染みついているようで、随所に「はまった」響きが聞こえてくるのが快感です。
特に、タンホイザーの最後の和音ですが、実際の練習場だけでなく録音でも、何度聞いてもHigh-Fが聞こえます。
ほんとに誰か吹いていませんか?(笑)

5/1はうってかわって、ウイーン風民謡に始まり、演奏会1部向けの曲をとりあげて練習しました。
前回の練習に比べて、音楽はだいぶ流れ出したのですが、今度は、バランス、音の出、音の終、などでまとまりに欠けところが目立ってきました。
「ここはこうしよう」と、あらかじめ決めておくのではなく、その場の音楽を感じ取って、その音楽に合わせていくという技量が求められているのではないかと感じます。

最後のフーベルト・ミサも、音楽は分かっているのだけれど、技量がついてこないところが見受けられるのが残念です。
1月に比べると、だいぶ音楽の流れが整ってきたように思いますが、その流れを重視しようとするあまり、へんに後ぶくれになったり、ブレスがおかしくなったりする場所もあるようです。
響きに気をつけながら、音楽が流れだすようにすることが必要になるでしょう。

というわけで、2日間、ヴィーナーホルンアンサンブルを満喫して、岡山に戻りました。これからもよろしくお願いします。

(K:岡山)